概要

  低出力レーザ療法は、極めて弱い(1〜100mw)レーザ光を皮膚の表面から照射して、急性、慢性の疼痛や炎症を和らげ、同時に生体の自己治癒力を高めて、病気自体も治してゆく全く新しい治療法です。

適応

五十肩、肩こり、腰痛(急性、慢性)、むちうち症(頚椎捻挫)、捻挫、つき指、打撲、テニス肘、関節炎、
リウマチ(慢性関節リウマチ)、腱鞘炎、筋肉痛、痛風
筋収縮性頭痛、片頭痛、顎関節症、頚肩腕障害
ストレス性胃炎、ストレス性大腸症候群、心身症(自律神経失調症)、更年期障害(不定愁訴)
アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそく
神経痛
脳血管障害(脳卒中)後遺症、床ずれ
認知症(脳血管性、アルツハイマー性)
肥満

 オーストラリア・シドニー大学脳・精神研究所によるメタ解析の結果、急性期および慢性期の頸部痛の治療法として有効なことが世界的な医学雑誌Lancetで報告されています。
 アメリカのハーバード大学医学部、MIT研究所などのグループが、脳梗塞の発症から24時間以内の頭部に対する低出力レーザ照射が有効であることを二重盲検法による治験で証明し、話題になっています。

治療

 レーザー治療は、疼痛部位(またはツボ)にレーザー光を照射するだけで、治療に伴う痛みはありません。
副作用はほとんどなく、高齢者の方や虚弱体質の方でも安心して受けられます。一回の治療は10〜15分程度で、週に1〜2回行います。1回の治療で改善されることもあれば、数週間程続けていただくこともあります。
 ※健康保険による治療は慢性疼痛のみが認められております。その他の疾患では照射時間等により異なってまいりますのでご相談ください。 

低出力レーザー治療(レーザー鍼)